2009年05月

センティリオンは多国籍企業!?

最近のセンティリオンは非常に国際的になってきた。

現在、センティリオンには4カ国の人間がいる。
国籍別で、日本、中国、ドイツ、バングラディシュである。

センティリオンは多国籍の人間が、文化の違いをこえ、
仕事を通して一つになれるかを日々試行錯誤しながらメンバー同士が切磋琢磨して、
会社もメンバーもともに成長してく修行の場である。

中国人のC君は、常に謙虚である。彼は、日本人受けするデザインもできるし、複雑な金融アプリケーション開発もできる。その上、日本語も上達し、成長率は流石に新興国の人という感じである。
マインドも前向きでどんな事でも嫌な顔をせず、「いいですよ。」と快諾してくれ、こちらが想定するよりも完成度も高いし納期も早い。

ドイツ人のB君は、現在T大学の博士課程に在籍しているロボットサイエンティストである。
日本語はほとんど話さ(せ?)ないが、ITスキルは非常に高く彼を通して世界基準のITを垣間見ることができる。
彼ほど、プロフェッショナル意識を持っている人間はいない。
依頼した開発期間中に、大学の教授から急なレポートの依頼があった場合、
彼はレポート提出を優先したせいでセンティリオンの仕事に遅れが出ないように
自分のプライベートの時間(多分?寝る時間や遊びの時間)を削って、納期を守る。彼は学生ではあるが、意識がプロなので約束した給料以上の要求をしない。

バングラディシュのR君は、まだセンティリオンに来たばかりで彼の仕事ぶりは
よくわからない。見た感じ非常に誠実である。かれはチームで開発していくための基本的な
要素であるコミュニケーション能力(言語的ではなく雰囲気。いっしょに仲良くやりたいという雰囲気)が高い。常に、自分の状況をオープンにし周りに対する
気配りをしてくれている。開発者にありがちな、自分の殻に閉じこもって開発をするという
タイプではない。バングラディシュという地域特性か非常に物腰も柔らかい。
R君は、マイクロファイナンスでノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行創設者のユヌス博士
と同郷で同じ中学、高校を卒業しインドのバンガロールのIT系の大学を卒業し、ロンドンの
大学院で情報工学を選考した非常に能力の高い人間である。

センティリオンで働く日本人(センティリオンは英語が得意なメンバーが多い)以外は、全員母国語以外に英語は最低限使える。
彼らは、生きていく為に自分の得意分野のスキルに加えコミュニケーションのツールである
言語についても付加価値をつけている。

一方日本人は、子供の頃から恵まれていたせいか”生き抜く!”という意識が希薄である。
世界で勝負する場合、最後の一踏ん張りで負けてしまう気がする。
この辺りの粘りをセンティリオンの社員全員の共通認識として持ち続けられる様な環境を
外国のメンバーから学んでいきたい。

今回は、締めくくりとしてセンティリオンの内定第一号のS田君の推薦図書である
はてな社長の近藤氏の「へんな会社」の作り方の感想を。

センティリオンも多国籍の開発会社として、はてなに同感する所が多々あった。
例えば、

仕事をする場所:
はてなは”開発者が楽しく仕事をできる環境”を提供する会社として
”ペアプログラミング、移動オフィス、他の会社とオフィス交換”なんかを実践している。
どちらも、社員にとって効率的に楽しく仕事をこなしていく為の方策として
参考になった。

センティリオンでも人生の中で大きな位置を占める仕事は楽しくあるべきと思っている。
ひとりひとりが真の意味で大人であれば、仕事をする場所、方法なんて何でもいいし
働くみんなが、その方法が一番快適で楽しいと思える方法を選択していくのが一番効率的でいい結果
いつながると思う。

ペアで作成するペア提案書やペアデザインなんかも面白そうだと思った。
少なくとも新人教育や、お互いで監視しあいながらできるので効率的では
と感じた。少なくと2倍以上の生産性であれば採用すべき方法であろう。


情報共有に関して、はてなは進んでいる。
センティリオンもかなり、みんなとわいがや的に情報共有しているつもりだけど
もっと改善できると思えた。
強制ではない情報共有。もっとみんなとつながりたいと思える様な会社にしなければ
ならないと思う。
それには、みんなが本当に実現したい生き方を実践出来る会社にしなければならないのだと思う。

センティリオンはバイオリズムに正直に生きられる会社にしたいと思っている。!?

例えば、花粉症で、春は日本で働きたくない。という人がいる。(私のことだけど)
だから、春の時期は海外で仕事ができるように海外での案件を開拓するとか、
海外拠点を作る。それが、その人にとって幸せでかつ会社にとっても
幸せであればやらない理由なんて無い訳で。

会社はみんなを拘束するものでもなく、会社の目標を実現する為の方法なんて
いくらでもあるはずなのに、なんか決められた通りに生きている人が多い気がする。
その決められたルールだって特に理由もなく怪しいのに。

もっと自由になって、行きたい所に行く方法なんて、いくらでもある。
浜田省吾の歌詞(風を感じて)みたいだけど、本当にそうだと思っている。


だからもっと、みんなが快適になるやり方を、みんなと作っていければと思う。

<新卒諸君への連絡事項>

センティリオンは”自由”な会社である。

自由と自分勝手をはき違えている人はセンティリオンの
仲間にはなれない。

自由に生きる為には、みんなが大人であるという事が絶対条件。
大人の定義はみんながきちんと定義してもっていてほしい。
いつか質問するから。

「大人の遊園地を世界につくりたいのがセンティリオンなのかも知れない。」

<会社の近くの勝海舟像>
どこを目指していたのか?これからの我々は?

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