2009年06月

誕生日に思うこと

6月29日は、センティリオンの創立記念日と営業担当の田邊の誕生日です。
6月は、他にデザイナーの山本の誕生日でもあり、ささやかながら誕生日を祝いました。

創業時は2名でしたが、いつの間にか人数も増え責任も増え、嬉しい次第です。

今週の日経ビジネス・マネジメントに2009年の春の選抜大会で優勝した長崎清峰高校の吉田監督の
指導方法に企業経営との共通点が多々あり感銘を受けたのでコメントいたします。

印象深かったのは、

”勢いには全員参加が必要”

控えの部員のテンションが低いと活気が出ない。
「レギュラーだけで頑張ればいい」といった雰囲気が
広がるとチームの勢いが失われる。

”部員は監督の鏡”「部下は上司の鏡」

センティリオンのポリシーに「自責は自責、他責も自責」というのがあります。
「部下が動いてくれないのは、上司である自分の言動に原因がある。部下にどうこう
言う前にまずは自分を見つめなおすべき」
「何で選手は頑張れないのだろう」ではなく「何で選手を頑張らせることができないのだろう」
すなわち自分のことを反省すべき。

”自主性に任せて強くなった”

練習メニューの半分は生徒が決めることで、結果に対する責任も自己に帰趨し
他人の責任にすることなく、自己の向上を図ることができた。
全ての人間は命令されたり、管理されたりするのは好きではないはず。
自分の本質を追究し、他の人を思いやり行動する。

そんな事が自然にできる組織が生き残れる組織であると考えます。

管理したくないセンティリオンとしては、大人としてみんなを信じ行動できる
集団となるよう努力していきます。


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新人営業の練習台としての零細企業

センティリオンでも、色々な会社の方が営業にいらっしゃいます。
弊社でも新規営業は当然ながらしてますので、私も極力営業の方には
敬意を表して会うようにしています。

この時期は新人営業の練習台としてセンティリオンの様な零細企業にターゲットを
絞って営業を仕掛ける会社が多い。

最近、今までにないタイプの営業員から電話があった。
私の外出時に何回か電話があって、

何回目かの電話メモに「折り返し電話ください」とあった。
ご丁寧に営業員の携帯番号がメモしてあった。
どう見ても、その営業員は知らないし、その会社とコンタクトしたこともない。
見れば、その会社は上場企業であり、人とのコミュニケーションは大切にしている
はずの企業名であった。

失礼な営業だと思わせて怒りの電話でも折り返しかけさせる作戦なのだろか.....?

しばらくすると電話があったので、会う事にした。

会うなり、私が開口一番
「随分失礼な営業電話かけますねー。」と、聞いてみた。

営業曰く、ほとんどは「ふざけるな!」と電話の段階で切られてしまうとのこと。
中には、私みたいに興味本位で会ってくれる人がいるらしく、
奇をてらった営業コールは先輩の勧めもあり実行しているとのこと。

上場企業がこの様な電話で相手の気分を害する電話をして、
営業として恥ずかしくないのかと聞くと。

「何があっても会社はお前を守るから、何としてでも会うためには他と同じ事をするなとの教えです。」ときっぱり。

このように顧客を不快にさせる電話でも(新人だけ?には)容認しているとのことであった。

私は彼に

「御社の仕事の本質は何?」
「他人を不快にさせて楽しい?」
「不快にさせてでも、数字を稼げばそれでいいの?」
「上場すると創業の理念は失われ、利益に走る典型なんじゃない?」

と矢継ぎ早に聞いてみました。

彼は、残念ながら色んな会社の社長に会えという会社の指示に従い、手段は問わないやり方を
実践しているよう。

営業が客先で常に念頭に置かなくてはならないのは、営業活動は全てお客様の時間をいただいている
ということ。
お客様の時間を奪うのではなく、会ってよかったと思っていただかないと
次はないということを認識してほしいということ。

このような基本的な事が、怒られてでも会えればいいでは顧客が迷惑。
それではビジネスの芽はない。

彼は新人営業なので、これからの事も考えてもっとかっこいい営業をしてほしかった。

特に新人は初めての社会人生活で「自分のしたいこと(本質)」も見失いがちになってしまうかもしれませんが、
「自分は何をしたいのか」これだけは忘れては行けないと思います。
自分のしたいことと会社の目標をリンクさせる。
達成する為の手段は、色々あるでしょう。その手段については
かっこよさ(本質的なこと)は常に意識するべきと思います。

新人営業の彼はスポーツマンで根は熱くていい奴という感じでしたので、したい事を再度認識し
いい方向に進めばと思います。


同日、別の営業の方がきて写真の様なカルタをいただきました。
すごく会社がひとつになっている雰囲気が伝わってきて、こんな会社と
取引したいと思わせる仕上がりになってました。

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これは、この会社の新卒の方が企画制作したそうです。
社員も紹介できて、なおかつ、コミュニケーションも生まれ
新人として会社の基本も予習復習できて一石三鳥でしょうか。