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ビジネス

採用戦線に異変あり

久しぶりにブログを書いてみることにした。
人事部から退職者社員のブログが「センティリオン」で検索したときに
上位に上がってしまい社員採用の応募に少なからず影響があるとのことで
「仕方なく」である。(嫌々なら書くなよ!ということはご容赦。
私も人事部の為、社会の為、お客様の為に生きているので)

正直にいうと、ネット上の情報だけで判断する方には「センティリオン」には
応募してもらわなくて構わないし、会うだけ時間の無駄であると思っている。

インターネットで情報が得られる時代であるからこそ、
お互いの時間を割いてでも会って話をすることは重要である。
ネットだけで判断してしまうお手軽な人は、応募してもらわなくて結構である。

効率的に動きたいと思っての事かもしれないが、
ネットにコントロールされているということも自覚すべきであると思う。
ネットでサービスを提供しているセンティリオンだからこそ、強く訴えたい。

幸いにして、事業は順調である。

お客様はブログに影響されてはいない。
当然である。新規のお客様は最初の取引に際し、
「センティリオン」で検索をすると思う。多分。
一通りチェックして、登記簿や決算書も提出して取引となる、
勿論その過程で提案書や見積書などのやり取りを経るのであるが、
当然センティリオンの社員や社長である私と会わずに取引を
開始するということは皆無である。我々の人となりやサービスを見て判断するのである。
サービスに加えて、提供する側の人間の資質が???なら絶対に取引につながらない。

だからこそ、退職者のブログが堂々1位の会社で、
なぜ募集をしていているのかを、
自分の目で確かめに来る人を期待しているのである。
百聞は一見にしかず。
過去から現在、未来である。
どう変わったのかを自分の目、耳、鼻で五感をフル稼働させて
会いに来てほしいのである。
(有名でないのに何言ってるの?ですけど。)

さて、事業は順調であると無理して書いてみたが正確には
順調になる兆しがビンビンに見えてきたということである。

センティリオンは“金融”+“IT”の会社である。
今まではIT寄りのビジネス展開をしていた。
極端な話、受託型ビジネスと変わりがないということである。
受託型は顧客の要望を理解して、システム化したら満足していただけるビジネスである。
楽な反面(実際には楽ではないが)、自分で考えることをしなくなり将来の布石が打てなくなる。
また、収益面からもブレークイーブンであれば良いくらいである。
そこからの脱却をめざして、ITに強そうな人(新卒や中途)を採用してきたのであるが、
入社してくる人はITベンチャーに求める像が創造型であるであろう。
カリスマ社長やカリスマ社員がいて尖がったイメージを持って入社される方も
少なからずいるのであろう。だが実際には受託型が中心で彼らとのギャップがありまくり、
現実との落差で落胆し辞めてしまう。その落差を埋めることは私にはできなかったし、
しなかった。中庸(中途半端な生きるだけの仕事している会社に見えて落胆させた。
だけど基盤は大事ですよ。絶対に。)が基本で大事ということを理解されず
(理解させようともしてなかったかな。大きなことを言って入社させたし。)、
残念ながら去ってしまう社員もいたのは事実である。

去ってしまう過程の中で、自己否定したり落ち込んでみたりしたが、
最近になって悩んでも解決しないことは悩まないことにしてスッキリする振りをしている。
というか、色々な事がありすぎて、一つの事にこだわっておれなくなった。
自分は自分だしという開き直りもある。


今まで、社長である私は嫌われるのを避けていた。
極端な話、社員に人気物でありたいという思いが強かった気がする。
働くということに関して、一人一人の最適解に会社が合わせることは所詮無理であり、
鈴木商店としてこうあるべきを主張するしかないと思えるようになった。
大企業を目指していたというか、自分のサラリーマン時代にやりたくないことを
みんなにも強要したくなかった。
ただ、それは自己満足であり何の役にも立たないし、社員の勤続年数には貢献しなかった。

企業は収益を上げ、その収益を再投資し成長し、世の中に還元していく。
収益=社会必要度。この社会に必要とされる存在になるには受託型は、
自己存在意義を問うには如何せん弱すぎた。自己ではなく他者に依存してしまう
受け身な態度。社員は卑屈になり、自立性を失い、いつしか奴隷同然考えなくなってしまう。
卑屈になっていたのは社員ではなく、社長である自分が先人を切っていたのであろう。
率先垂範。会社はいい意味でも悪い意味でも社長の鏡であったのだ。

そこで、もうひとつの旗印“金融”にフォーカスをあては改革を行ってきた。
まずは自己改革ですが。
いきなり、“金融”を「センティリオン」がやるわけではないが、
より“金融”に近いエリアを模索することにした。
その一つが、「FXオールインワンパーッケージ」であり「システムトレード」である。
いずれも、顧客とレベニューシェアでお客様の売上に応じて「センティリオン」の売上が変わる。
金融機関と「センティリオン」がチームとなって運営していくのだ。
これは、自分達でリスクをとりリスクの対価をきちんといただくということで、
我々にとっては革新的なモデルに移行する。

当然、その先に我々自身が金融機関になり社会の皆様に、
直接お役にたつサービスを提供するのがゴールである。
日本のお客様に早速競合宣言!
正確にいうと日本では金融機関はやるつもりはない。何故なら、息苦しそうだから。
もっと自由で顧客視点に立った金融機関をやりたい。
金融庁の言いなりになり、自己保身に走り、
自分達の収益さえ守ればそれでいいということはしたくない。
センティリオンのお客様は率先して新しいビジネスモデルを自ら開拓され、
その開拓のお手伝いを我々が少しではあるが、させていただいている。
顧客とセンティリオンは共存共栄、三方よしの精神で運命をともにしていく。
世の中に必要とされる企業は、相手の事を思いやる企業であり、人しか生き残れない。
我々もそうあらねばならないと自覚している。

金融機関を自分で行うことはハードルも高い分、やりがいもある。
もうひとつの課題は、受託に慣れた社員を創造性に向けていくことである。
この創造性に振り向けていける人材を募集しているのである。

だからこそ、退職者ブログで引いてしまう人は手間が省けてありがたいと
思っていたのであります。

現在は、日本で提供させていただいているサービスを海外に展開していくことも同時にやっている。
シンガポールやジャカルタはそういう位置づけである。

会社と屏風は広げ過ぎると倒れる。
課題満載、夢満載。楽しくなってきたぞ!
まずは、社長が楽しくないと駄目。


突然、祭日のジャカルタにて。

<吐きつづけるのマーライオン>
私もこれからは全てを吐き出します。はい。
自分のやり方を押し付ける気もないが
合わせることは、したくない。合わせることは逃げること。
他人の責にしたくない。

そうです。かっこ悪くても、かっこつけるのが漢です。

SIN1.jpg


香港、武漢、上海にて

今週は、香港、武漢、上海、ついでに明日は日本の会津と出張三昧です。

私は、基本的に出張が好きです。

・一番の理由は、やるべきことが明確に決まっていて、かつ時間も
限られているので非常に集中できること。(効率がいい)

・二番目は、日本ではかなり力が入って行動しているが、
海外では母国語ではないのが大きいが
力入れても続かないので、自分の素で勝負できること。

・三番目はそれぞれの地で生きている人たちの違いが短時間で感じられ、
その背景などを理解することを通じて、自分が明確になっていくこと。


通勤時間もほとんどないので、逆に余裕もあるし、普段どれだけ
余裕がないのかが本当に分かります。

香港では、本当にビジネスを楽しく作っていく様を感じられたし、
武漢では開発の現場を垣間見てまた、日本のスタッフの成長した姿、
そこでの本音の話もできて本当に有意義だったこと。
上海では、こちらの学生の素直さと熱さを感じ、
気持ちが通じあえた瞬間があったことなど。

気持ちが通じ合うというのは、自分の中では大切なキーワードだということも
認識できたかな。

香港、武漢、上海。それぞれで気持ちが通じ合えたかもしれない。

仕事の進め方は、香港のやり方が私は好き。
武漢はみんなが一所懸命。なんとかその懸命さを結果に残せるようにしたい。
上海は、熱さの中でも、スマートさが出てきた感じがして、我々のビジネスでも
いよいよマーケットになってきたと思えた。

1年前に比べると、広がってきた。

この広がりを楽しみつつ、足元を固め、向かうべき方向にみんなを
まとめて来年は一気にいきたい。

今年は、本当に色々な事が起こった(起こした)。

今回の出張で私にとってのロバストネスな人たちにいっぱい助けられた。
私には、ロバストネスにしてくれる人が沢山いることが私の最大の強み
であることがよーくわかった出張でありました。

ある方から、出張は1冊本を書く位の密度があるものだと教えられ、
「今回の出張で、どんな本を書きますか?」 と問われた。

私は「香港、武漢、上海の仕事に関する考え方を本にします。」と
答えた。


それぞれの地で、仕事のやり方の微妙に違う。
その差が大きな差になること。

その土地に住んでいる人が全員そうではないので、
基本は人の差なんだけど。

まだまだ、ちっこいセンティリオン。

ホテルの窓からは、路上で旗持って踊ってる人々が
見えます。

寒い上海のホテルより

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2010年度入社予定者内定式&研修

10月3日(土)にセンティリオンの初めての内定式を行いました。

設立3年が過ぎ、新卒社員が入社できる会社になったと、感無量でした。
今回のセンティリオンの内定者は全員理系大学院卒業予定者です。
多くの応募者の中から選りすぐりました。その上、内定辞退もありませんでした。

当日はあさ8時から式スタート、内定書授与、社長挨拶、役員挨拶と続きます。
本番はその後です。
9時から、営業についての講和を某生保の営業担当の方に御願いしました。
地に足のついたお話を伺うことができ、また彼らにとって自分で考えることの大切さが
理解できたのではと思います。

10時から18時まで、社会人としての基本を肌で感じる研修をやりました。
内容は、当社新卒学生のブログに詳しくありますのでご覧ください。

今回の研修の講師の方は、私が今までお世話になった人にお願いしようと決めていました。
私が影響を受けた人の話を聞くことにより、私の経験を疑似共有し、1秒でも早く成長してほしいと思っているからです。
影響を受けた人は沢山おり、その中には既に亡くなってしまった人もいますが、これからも機会を作り出会う機会を作っていきます。

研修の中でうれしかったことは
「センティリオンの業種を述べよ」のところで、内定者諸君が”ハッピー業”と述べたことです。

我々のサービスを利用していただく、顧客、顧客の先の顧客、
そして顧客から感謝の気持ちを頂き、ハッピーになるセンティリオンメンバー。
感謝され更なる受注につながるセンティリオン。それらが広がって世の中全体がハッピーになる。
そんな業種だと言い切ったところです。

普段から「先義後利」や「情けは人の為ならず」の話をするのですが、
こんな話をしないでも言葉としてハッピーを出してくれたことが、すごくうれしかった。

一日も早く、いっしょに働きたいと思わせてくれる奴らです。
来年の同じ時期は、もっと採用人数も増やし国籍も多様化できるようにします。誓います!

今回の採用は、我々にプレッシャーをかけてくれる人材を中心に採用しています。
お互いが多面的からプレッシャーがかかり、自から成長していく組織になれると
考えています。

その日は、居酒屋で打ち上げをやり、〆はカラオケです。
何事にもチャレンジするセンティリオンの代表として、今まで歌ったことのない
歌を選曲してみました。

 イントロから歌詞になり、いざ歌ってみるとキーが高い。テンポも早い。

  鈴木の心の声 「やばー」

  鈴木 「やっぱり中断させて?」

  S田 「まじすか?途中で諦めていいんすか?」

  鈴木 「......ですね。諦めずに頑張ります......。」

 ヘロヘロー♪ ぼろぼろー♪ なんとか歌い切り?ました。

 センティリオンイズム! 早くも浸透してます。

座っているのが新卒内定者。立っているのはセンティリオン若手メンバー。
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新人営業の練習台としての零細企業

センティリオンでも、色々な会社の方が営業にいらっしゃいます。
弊社でも新規営業は当然ながらしてますので、私も極力営業の方には
敬意を表して会うようにしています。

この時期は新人営業の練習台としてセンティリオンの様な零細企業にターゲットを
絞って営業を仕掛ける会社が多い。

最近、今までにないタイプの営業員から電話があった。
私の外出時に何回か電話があって、

何回目かの電話メモに「折り返し電話ください」とあった。
ご丁寧に営業員の携帯番号がメモしてあった。
どう見ても、その営業員は知らないし、その会社とコンタクトしたこともない。
見れば、その会社は上場企業であり、人とのコミュニケーションは大切にしている
はずの企業名であった。

失礼な営業だと思わせて怒りの電話でも折り返しかけさせる作戦なのだろか.....?

しばらくすると電話があったので、会う事にした。

会うなり、私が開口一番
「随分失礼な営業電話かけますねー。」と、聞いてみた。

営業曰く、ほとんどは「ふざけるな!」と電話の段階で切られてしまうとのこと。
中には、私みたいに興味本位で会ってくれる人がいるらしく、
奇をてらった営業コールは先輩の勧めもあり実行しているとのこと。

上場企業がこの様な電話で相手の気分を害する電話をして、
営業として恥ずかしくないのかと聞くと。

「何があっても会社はお前を守るから、何としてでも会うためには他と同じ事をするなとの教えです。」ときっぱり。

このように顧客を不快にさせる電話でも(新人だけ?には)容認しているとのことであった。

私は彼に

「御社の仕事の本質は何?」
「他人を不快にさせて楽しい?」
「不快にさせてでも、数字を稼げばそれでいいの?」
「上場すると創業の理念は失われ、利益に走る典型なんじゃない?」

と矢継ぎ早に聞いてみました。

彼は、残念ながら色んな会社の社長に会えという会社の指示に従い、手段は問わないやり方を
実践しているよう。

営業が客先で常に念頭に置かなくてはならないのは、営業活動は全てお客様の時間をいただいている
ということ。
お客様の時間を奪うのではなく、会ってよかったと思っていただかないと
次はないということを認識してほしいということ。

このような基本的な事が、怒られてでも会えればいいでは顧客が迷惑。
それではビジネスの芽はない。

彼は新人営業なので、これからの事も考えてもっとかっこいい営業をしてほしかった。

特に新人は初めての社会人生活で「自分のしたいこと(本質)」も見失いがちになってしまうかもしれませんが、
「自分は何をしたいのか」これだけは忘れては行けないと思います。
自分のしたいことと会社の目標をリンクさせる。
達成する為の手段は、色々あるでしょう。その手段については
かっこよさ(本質的なこと)は常に意識するべきと思います。

新人営業の彼はスポーツマンで根は熱くていい奴という感じでしたので、したい事を再度認識し
いい方向に進めばと思います。


同日、別の営業の方がきて写真の様なカルタをいただきました。
すごく会社がひとつになっている雰囲気が伝わってきて、こんな会社と
取引したいと思わせる仕上がりになってました。

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これは、この会社の新卒の方が企画制作したそうです。
社員も紹介できて、なおかつ、コミュニケーションも生まれ
新人として会社の基本も予習復習できて一石三鳥でしょうか。


新卒セミナー

昨晩、新卒向けのセミナーを開催したました。
センティリオンとしては、創業以来初の新卒採用になるので
どんな学生諸君が来てくれるのか、非常に楽しみにしていました。

月曜日はドタキャンが多いということで、あえて月曜日にセミナーを開催したのですが、
実際には20名中、18名の方に参加いただき意欲的な学生が多く嬉しかったです。

今までは、即戦力の中途に的を絞っていましたが、将来的に会社を成長させていくためには
やる気のある新卒の採用は必須と考えていました。
未来の世の中を作るのは若手ですから、センティリオンとしても新卒がほしいのです。

やはり、ベンチャー企業のセミナーに来場される学生は

「何か他の人と違うことをやってやろう」
「自分の夢を実現したい」
「世界を変えていきたい」

というような前向きな意識を持っている学生が多く、
決して他力で流されるではなく、自分の人生は自分で切り開いていくというような
気概があると感じることができました。

センティリオンは、金融とITで新しい世界を築いていく会社になりたい。

新しいものをみんな(世界中の人(宇宙人はまだ入っていません))と作っていくことに喜びを
感じたい、共有したいという人の集まりにしたいと思っています。

我こそはという学生諸君!積極的にエントリーしてきてください。

大企業では、味わえない苦労やその裏側にある楽しさを味わうことができます。
それは、将来のみんなの財産に必ずなります。
それだけは、絶対に約束するから。

最後に、こんなうれしい機会を作っていただいたスローガンさんそして
参加してくれた学生の皆さん、本当にありがとうございました。