2008年08月

社会人として鍛えてくれた人

私が新卒で入社した会社で色んな意味で可愛がってくれた先輩が亡くなった。

人生を”さぁー”っと走り抜けていった。

当時は、その人と仕事することが辛くて辛くて仕方なかった。
そんな辛いことが、今では良い思い出になり、今の自分の仕事に対する姿勢・基礎を作ってくれたと
心より感謝している。

人生で起きる出来事は何ひとつ無駄がないんだなと思う。
辛いことや苦しいことは、これからの自分の人生にとって必要なことなんだと本当に思う。

毎日、苦しいことが形を変えてやってくるけど、
それは、気持ちとしては織田裕二(山本高広)風に「キターッ!」という感じで
喜べるようになってきた。

先輩は、死の直前まで仕事だった。人生=仕事。
そんな人からみたら、当時の私の行動はもどかしかったのだろうと
想像できるようになった。
それもこれも、仕事で自分を表現するのが生きがいだった先輩から教わった様な気がする。

人生の大半は仕事をしている。ならば仕事を楽しみたい。

「辛いことがあれば、それは必ず将来の糧になる。」
これを実感できたら、どんな辛い状況でも楽しみに思えるはず。

私の性格は順風満帆だと不安になり、紆余曲折、波乱万丈(そこまで行ったことはない)位が
丁度よいと思っている(思うようにしている)。

人間は死に向って確実に生きている。
人が死ぬ度に、亡くなった人から勇気を頂く。
生きている事の、ありがたさを頂く。

どうせ死ぬなら、泥臭くがむしゃらに生きたい。
がむしゃらに、限界まで動かないと見えないことがあると思っている。
限界の先の世界を見るために、生きていると思う。

我社のメンバーにも、その先の世界を見せたい。一緒に見たい。

「”さぁー”、そろそろ行くよ。まだ見ぬ先の世界へ」

「”さぁー”」(みんなが引いてしまう音にならないように。


<思い出話をひとつ>
私が26歳の時、ある新規プロジェクトをその先輩とやっていたとき、毎晩終電近くまで仕事して
土日もなかった。
ある日曜の晩、23時頃帰ろうとすると、その人が出社してきて一言「もう帰るのか?」
「ミーティングしよう!」

時計をちらちら見ながらミーティングして、そそくさと終わらせようとすると。

「お前、やる気があるやつだと思っていたけど、やる気なくなってきたな。そんなんじゃ、
みんなをひっぱてけねーぞ」

きつーい一言。

その人の1週間は日曜の夜出社して、平日は会社に泊まり土曜の朝に帰宅する。
だから、いつも会社にいた。

当時の私には、そんな日々が本当に辛かった......。


撮影しました!

昨日、自社ホームページの弊社紹介コンテンツ作成のため、
馬込のスタジオで撮影をしてきました。

実際にテレビと同じ様にカメラの前で、身振り手振りやりました。

スタジオにはメーク室もあってメイクさんに
メイクしてもらい、気分はスターです。

プロデューサーやディレクターさんに、盛り上げてもらいながら
結構ノリノリでやってきました。

やっぱり癖になりそうです......。

今回、とても感動したのはみんなで一つの作品をつくるというライブ感と
メイクさんをはじめ、スタッフの皆さんが本当に気が利くということです。
ちょっとほしいなと思う前に、椅子を出してくれたりコーヒーを入れててくれたり。

こういう人たちのサポートがあって、成り立っているんだというのが
本当によーくわかる機会をいただきました。

社会って日のあたる世界にいる人の裏に、どれだけサポートしてくれている人がいるか。
サポートしてくれている人を絶対に忘れちゃだめですね。
照山さん、時田さん、中島さん。本当に貴重な体験させていただきありがとうございました。


左から、映像ディレクターの照山さん、メイクの時田さん、プロデューサーの中島さんです。


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メイク中
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ブルースクリーンの前で

SN360338.JPG


撮影!?

センティリオンのホームページのリニューアルを計画している。
今回は、他社にはないページにしたくて私のPIP(パーソン・イン・プレゼンテーション)
を企画している。大幅リニューアルである。

実際にスタジオを一日借り、メークさんまで準備していただいた。
我社のポリシーなんぞをカメラの前で身振り手振りセリフつきで話す。

わが人生で、きちんとしたスタジオでカメラの前でしゃべるのは初めてである。
リハーサルを自分でやってみたが、セリフになっていると話しにくい。噛んでしまう。
アドリブで全編乗り切ろうかと思っている。

経験したことがないことを、やるために起業した。

何でもはじめては、ワクワク・ドキドキだけど撮影に妙になれたら
それはそれでハマってしまうかもなんて、くだらないことを考える。

セリフを練習していて、我社のポリシーを今更ながら噛みしめる。
「結構いいかも」 なんて思ったりしてなかなか進まない。

ポリシーをセンティリオンメンバー全員に理解し続けてもらうのは
結構大変である。今回の撮影は、その機会を頂いたんだと思っている。

今日ある人と話していて、今のセンティリオンの状況はリトルリーグでそこそこ
勝てるようになってきた状態である。私はそこから一気に大リーグ選手をいれて
一気に世界に挑戦しようとしている。
物事には順番があるのでは、という様な話しをいただいた。
確かにそうなんです。

だけど、我社のメンバーにはリトルリーグにいる時から大リーグを目指す気持ちを持ってほしいと
思っている。
全員が大リーグに行けないなんて、あきらめないで純粋にがむしゃらに挑戦してほしい。
目の前に大きな壁があればある程、燃える人間になってほしい。


「少年よ大志を抱け」

「自分も含め、この世に生まれたからには大きな事をしたい」

その為に今の試練は基礎体力づくりだと思って、どうか乗り切ってほしい。

きっといつか、流した汗の分だけ思い出が美しくなるから。