2010年03月

上海浦東国際空港にて

丁度今、出張を終えて日本に帰る。
上海浦東国際空港のJAL Waiting areaで
ブログを書いている。
東京行きJal622便は到着遅れの為、今のところDelayだ。

今回の出張の目的は全部お伝えできないのが残念だけど、
中国・湖北省(内陸部)政府日本企業誘致の商談会出席を
目的のひとつとしていた。

商談会は国賓なみの?待遇でパトカー先導で前方の信号を
次々青にしてがんがん進んでいった。
中国のパワーを今更ながら感じられた。
途中、湖北省の日本企業を3社を見学させていただいた。

自動車の車台メーカー、プリント基盤製造メーカー
そして東風ホンダです。

中国に出てきているメーカーはどこも、非常に景気がよ
く生産が追い付かないようです。
車は特に、中国では需要があるようです。
特にホンダは人気。

プリント基盤もテレビ、ゲームは当たり前で
最近ではLEDライト用などど
ニーズはドンドン拡大し、工場も増床しても
追いつかないという状況。

印象に残るのは、働く社員さんがみんな若い。
平均年齢20.5才位。
技術部門は大卒だそうですが、それでも若い。
みんな、黙々と仕事をしているのが印象的でした。
年取ってるのは日本人だけ。

今の中国の勢いそのままです。
街歩いても、若い人が目立ちます。

日本企業の方(XX重工の役員とか大手コンピュータ会社
の中国法人の総裁とかXX化学の執行役など)
と食事をしながら話たのですが、このままいくと日本は完敗する。
日本はチームワークが命だけど、これもまねされる。
一人ひとりの能力は中国の方が高い。

それならノーベル賞も時間の問題?

でも答えはNo。

中国人は優秀だけどノーベル賞はとれない。

なぜかというと、金にならない基礎研究を
ずーっと続けるモチベーションはない。
だから、とれないはず。

別にノーベル賞の為に仕事してないといえばそれまでだけど。

面白い特徴として中国人は教えた事は完璧にできるようになる。
ただ、日本人が帰ると自分たちで良い意味で効率化を図り、
結果期待したものができなくなってくる。
(日本人から見ると悪いものになってる?)
ただ、これが良い方向に向かうと
自ら常に変化させ進化向上していく
という事です。
日本人は教えられたら、その流儀を延々守れるのですが
中国人はそうではない。
これは、脅威です。

センティリオンは、型にはまらず進化向上を目指していきます。
今までの当たり前は、当たり前ではないのです。
そこには日本人も中国人もない。

新たな側面感じられた中国出張でした。
ポテンシャル高いっす。

中国は。

hanamino-kai.jpg

<花見の会で歓待を受けました。>

Kisya.jpg

<地元の新聞記者に囲まれる。
日本語を話せる人が一人なので翻訳中>

asa.jpg

<上海の朝>


Oligamillion 帰国

新卒のひとりが、北欧の国々をはじめヨーロッパ各地で折り紙を売り切って帰国した。

そのSK君。↓↓

SH370328.jpg

なんだか、とても逞しくなって戻ってきた。(ちょっと脂っぽい!)
3週間がすごく短かったようだ。

アジア人すらほとんどいないノルウェーで自分の小ささ、
力のなさを思い知り、最初はすごく不安だった様だ。
朝が来るのがつらかったらしい。(微笑ましいよ。)
その不安の中から、考え抜いて行動を起こし、試行錯誤の結果として
折り紙を売り切ってきた。

まさに、ひとりベンチャー企業。これってすごいことだ。
若造が一人で飛び立ち、限られた時間で信用してもらい
お金を頂いてくる。
本当に良い経験になるなーと思えた。
一人目が成功したので、二人目もやってみたい。

センティリオンでは、これを制度化して社員全員にチャンスとして提供したい。

SK君がユースホステルで、この企画を話すと
2通りの反応があったという。
ひとつは、「折り紙なんて捨てて、やったことにしたらいいじゃん」派と
「すげー面白い!そんな企画ワクワクするじゃん」派の2つに分かれたらしい。

前者の意見は日本人ツーリストばかりで、日本人以外のツーリストには
後者の反応しかなかったということ。

日本人ってもしかして、その場だけ取り繕って、
適当に生きればいいと思ってる人が多い?
だとしたら、日本国の未来はだーいぶ暗い?。

お陰さまで、センティリオンのメンバーには前者の様な人間はいない。

勿論、海外に行くことだけが自分を進化させていくことではないけど、
普段と違う行動を、強制的にしてみるというのは重要な事だと
思っている。

ゴールを明確にしたら、そのゴールを達成する為の
具体的手段を、行動レベルに落とせるように言語化する。
その言語化のレベルによって、達成度は異なってくる。

彼女と仲良くなりたいのであれば、必ず1日3回声をかけるとか。
そういう具体的な行動レベルである。

SK君、常に自ら行動起こし、
たくさんの可能性を掘り起こし、
選択していくという能動的な行動が結果を残した。
少なくとも、起こった出来事や相手に反応していく
という消極的な態度ではなかったはずである。

何かを成し遂げたと自分が思える人間は強い。
ピンチの時に必ず踏ん張れる。
センティリオンメンバーは、他社よりも
ピンチに立つ事が多い。(残念.....。)
でも、そのピンチが自分を進化向上していくことだと
信じているから強くなっている。

今日は、センティリオンのメンバーの一人が朝型にチャンジし
8時に出社してきた。
これも、自分をより進化向上させたいという思いが
具体的行動になった事例である。
(いいぞー、もっちゃん。)

みなさんも日々できる小さなことから行動を変え
ていくと面白いと思います。
行動回数を増やしたり(スピードをあげると同意)、わざと沈黙したり。

ちなみに自転車は、ルートを気分で変えられます。
電車ではなかなかできないですよね。
こんなことも、自分の変化につながるはずです。

変化こそ成長のセンティリオンでした。


CentillionからOligamillionへ愛を込めて

センティリオンの内定者の一人がご褒美でノルウェーに行くことに
なったのは、昨年末の私のブログで発表した通りである。

SK君のブログが開設された。北欧での行動が赤裸々に語られており、
同期入社の新卒者を含め、我が社のメンバーに良い意味で刺激
になっている。

先日、毎日新聞のコラム千波万波で「グーグルに抜かれて」
というコラムがあった。

トヨタ自動車の時価総額が11兆円強でグーグルが日本円
で15兆円。日本が得意だと思っていた、
ものづくり産業がグーグル的知識集約産業に
勝てなくなってしまった。
更に、ものづくりに関しては、途上国にも勝てず
グーグルを創業する頭もない日本は、このままでは
終わってしまうという警鐘であった。

アジアという成長マーケットの中にいるはずの
日本はすでに先進国。成長著しい日本以外の国の人々が
何を求めているのかは、日本にいたのでは分からない。

アジアの新興国と肩を並べて競争するので
あれば、我々日本人はもっと謙虚に、世界を歩き回り
声を聞くべきある。

頭もなく、行動力もなくでは、はっきり言って死ぬのを
黙って待っているとの変わりない。
頭も無いのであれば靴底をすり減らして
世界の路地裏を歩き倒して、宝を見つけるしかない。

今、我々が世界に見せられるのは行動力と根性だけである。

SK君が北欧の国で這いつくばって、寝れない位考えて
少しでも生きていくヒントを見つけ出してくれたら
私は、この上なくうれしい。

SK君。這いつくばれ、歩き倒せ、色んな人の声を聞いてこい!