上海浦東国際空港にて

丁度今、出張を終えて日本に帰る。
上海浦東国際空港のJAL Waiting areaで
ブログを書いている。
東京行きJal622便は到着遅れの為、今のところDelayだ。

今回の出張の目的は全部お伝えできないのが残念だけど、
中国・湖北省(内陸部)政府日本企業誘致の商談会出席を
目的のひとつとしていた。

商談会は国賓なみの?待遇でパトカー先導で前方の信号を
次々青にしてがんがん進んでいった。
中国のパワーを今更ながら感じられた。
途中、湖北省の日本企業を3社を見学させていただいた。

自動車の車台メーカー、プリント基盤製造メーカー
そして東風ホンダです。

中国に出てきているメーカーはどこも、非常に景気がよ
く生産が追い付かないようです。
車は特に、中国では需要があるようです。
特にホンダは人気。

プリント基盤もテレビ、ゲームは当たり前で
最近ではLEDライト用などど
ニーズはドンドン拡大し、工場も増床しても
追いつかないという状況。

印象に残るのは、働く社員さんがみんな若い。
平均年齢20.5才位。
技術部門は大卒だそうですが、それでも若い。
みんな、黙々と仕事をしているのが印象的でした。
年取ってるのは日本人だけ。

今の中国の勢いそのままです。
街歩いても、若い人が目立ちます。

日本企業の方(XX重工の役員とか大手コンピュータ会社
の中国法人の総裁とかXX化学の執行役など)
と食事をしながら話たのですが、このままいくと日本は完敗する。
日本はチームワークが命だけど、これもまねされる。
一人ひとりの能力は中国の方が高い。

それならノーベル賞も時間の問題?

でも答えはNo。

中国人は優秀だけどノーベル賞はとれない。

なぜかというと、金にならない基礎研究を
ずーっと続けるモチベーションはない。
だから、とれないはず。

別にノーベル賞の為に仕事してないといえばそれまでだけど。

面白い特徴として中国人は教えた事は完璧にできるようになる。
ただ、日本人が帰ると自分たちで良い意味で効率化を図り、
結果期待したものができなくなってくる。
(日本人から見ると悪いものになってる?)
ただ、これが良い方向に向かうと
自ら常に変化させ進化向上していく
という事です。
日本人は教えられたら、その流儀を延々守れるのですが
中国人はそうではない。
これは、脅威です。

センティリオンは、型にはまらず進化向上を目指していきます。
今までの当たり前は、当たり前ではないのです。
そこには日本人も中国人もない。

新たな側面感じられた中国出張でした。
ポテンシャル高いっす。

中国は。

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<花見の会で歓待を受けました。>

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<地元の新聞記者に囲まれる。
日本語を話せる人が一人なので翻訳中>

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<上海の朝>


Oligamillion 帰国

新卒のひとりが、北欧の国々をはじめヨーロッパ各地で折り紙を売り切って帰国した。

そのSK君。↓↓

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なんだか、とても逞しくなって戻ってきた。(ちょっと脂っぽい!)
3週間がすごく短かったようだ。

アジア人すらほとんどいないノルウェーで自分の小ささ、
力のなさを思い知り、最初はすごく不安だった様だ。
朝が来るのがつらかったらしい。(微笑ましいよ。)
その不安の中から、考え抜いて行動を起こし、試行錯誤の結果として
折り紙を売り切ってきた。

まさに、ひとりベンチャー企業。これってすごいことだ。
若造が一人で飛び立ち、限られた時間で信用してもらい
お金を頂いてくる。
本当に良い経験になるなーと思えた。
一人目が成功したので、二人目もやってみたい。

センティリオンでは、これを制度化して社員全員にチャンスとして提供したい。

SK君がユースホステルで、この企画を話すと
2通りの反応があったという。
ひとつは、「折り紙なんて捨てて、やったことにしたらいいじゃん」派と
「すげー面白い!そんな企画ワクワクするじゃん」派の2つに分かれたらしい。

前者の意見は日本人ツーリストばかりで、日本人以外のツーリストには
後者の反応しかなかったということ。

日本人ってもしかして、その場だけ取り繕って、
適当に生きればいいと思ってる人が多い?
だとしたら、日本国の未来はだーいぶ暗い?。

お陰さまで、センティリオンのメンバーには前者の様な人間はいない。

勿論、海外に行くことだけが自分を進化させていくことではないけど、
普段と違う行動を、強制的にしてみるというのは重要な事だと
思っている。

ゴールを明確にしたら、そのゴールを達成する為の
具体的手段を、行動レベルに落とせるように言語化する。
その言語化のレベルによって、達成度は異なってくる。

彼女と仲良くなりたいのであれば、必ず1日3回声をかけるとか。
そういう具体的な行動レベルである。

SK君、常に自ら行動起こし、
たくさんの可能性を掘り起こし、
選択していくという能動的な行動が結果を残した。
少なくとも、起こった出来事や相手に反応していく
という消極的な態度ではなかったはずである。

何かを成し遂げたと自分が思える人間は強い。
ピンチの時に必ず踏ん張れる。
センティリオンメンバーは、他社よりも
ピンチに立つ事が多い。(残念.....。)
でも、そのピンチが自分を進化向上していくことだと
信じているから強くなっている。

今日は、センティリオンのメンバーの一人が朝型にチャンジし
8時に出社してきた。
これも、自分をより進化向上させたいという思いが
具体的行動になった事例である。
(いいぞー、もっちゃん。)

みなさんも日々できる小さなことから行動を変え
ていくと面白いと思います。
行動回数を増やしたり(スピードをあげると同意)、わざと沈黙したり。

ちなみに自転車は、ルートを気分で変えられます。
電車ではなかなかできないですよね。
こんなことも、自分の変化につながるはずです。

変化こそ成長のセンティリオンでした。


CentillionからOligamillionへ愛を込めて

センティリオンの内定者の一人がご褒美でノルウェーに行くことに
なったのは、昨年末の私のブログで発表した通りである。

SK君のブログが開設された。北欧での行動が赤裸々に語られており、
同期入社の新卒者を含め、我が社のメンバーに良い意味で刺激
になっている。

先日、毎日新聞のコラム千波万波で「グーグルに抜かれて」
というコラムがあった。

トヨタ自動車の時価総額が11兆円強でグーグルが日本円
で15兆円。日本が得意だと思っていた、
ものづくり産業がグーグル的知識集約産業に
勝てなくなってしまった。
更に、ものづくりに関しては、途上国にも勝てず
グーグルを創業する頭もない日本は、このままでは
終わってしまうという警鐘であった。

アジアという成長マーケットの中にいるはずの
日本はすでに先進国。成長著しい日本以外の国の人々が
何を求めているのかは、日本にいたのでは分からない。

アジアの新興国と肩を並べて競争するので
あれば、我々日本人はもっと謙虚に、世界を歩き回り
声を聞くべきある。

頭もなく、行動力もなくでは、はっきり言って死ぬのを
黙って待っているとの変わりない。
頭も無いのであれば靴底をすり減らして
世界の路地裏を歩き倒して、宝を見つけるしかない。

今、我々が世界に見せられるのは行動力と根性だけである。

SK君が北欧の国で這いつくばって、寝れない位考えて
少しでも生きていくヒントを見つけ出してくれたら
私は、この上なくうれしい。

SK君。這いつくばれ、歩き倒せ、色んな人の声を聞いてこい!


自転車に免許は必要か?

私のブログから時に、なかなか体験できない依頼があったりする。
今回は、テレビ番組の中で自転車に関する諸問題について
実証検証を行うというコーナーで自転車ツーキニストとして、
参加した。

テーマはずばり:「自転車のルール」趣意書からの引用。

「都内の移動に一番良い手段、それは自転車!
今、エコブームやメタボ体策なども手伝って空前の自転車ブーム!
サイクリング人口も増加し、通勤・通学、余暇に活用されている。
しかし、それに伴い、目立つようになってきたのが、
自転車マナーの悪い人や、自転車が関わる事故!
東京都に寄せられる苦情の中にも自転車のマナーのことが並ぶ・・・。
まず、自転車専用道などの整備はもちろん必要。
諸外国の整備状況に比べて、日本の整備はまだまだ不十分。
しかし、それだけではなく、自転車を利用する皆さんの意識改革が
必要なのではないだろうか?自転車が走りやすい東京にするには?」

普段、無灯火、車道の逆走(注意すれば逆切れされる)、信号無視、
並走、携帯メールしながらの走行や自動車の故意な幅寄せなど、
数えたらきりがない。

当日は、晴れ間もあり絶好の撮影日和。(寒かったけど)

講師は、自転車ジャーナリストの仲沢隆さんを交え、大学生、主婦、そして私の
4人で検証を行った。
came.jpg

自転車はママチャリ2台、仲沢さんの100万円超の高級ロードバイクと
私の一般的な通勤クロスバイク。

筆記試験もあり、最初は75点で見事最下位。
講義のあと、再試験。2回目は.....。


さて、その中で私が常に不満に思っていた逆走に関する問題があった。

問)歩道と同じように、路側帯の中であれば逆走は違反にならない。

私は、完全に×だと思っていたのだがこれは○らしい。

専門家の間でも議論になっているらしいのだが、
現在の道交法では路側帯の中を逆走することを禁止
する規定はないらしい。

歩道がある場合には、路側帯にはならないので勿論逆走になるみたいだが、
歩道がない道路では、路側帯の内側が歩道になるようなので
そこを逆走するのは、問題ないという解釈なのです。

こんなややこしい、交通ルールは早く改正して。

それにしても、自転車は最近本当に目立つ。
目立つ分だけ、せめて自分だけでもマナー良く乗って自転車
(乗ってる人も含めて)って、かっこいいーと
子供たちに思ってもらえるようにしたい。

でも、大阪に行くと歩行者より自転車の方があきらかに強い。
歩行者が歩いていると、自転車は後ろからベル鳴らしまくりだし、
もし自転車のタイヤが歩行者の足にぶつかったら、
歩行者が自転車に謝ってたりする光景をみたりして、
大阪って生きるの大変そうって思ったことを思いだした。

歩行者、自転車、オートバイ、自動車。道路はみんなのもの。
道路を気持ちよくシェアするのって
みんなの心の余裕度に比例するんだろうなー。

新興国は、日本より激しく優しくないし。
ヨーロッパや北米なんかは、日本より心の余裕があるのか
うまくシェアできている気がする。(歴史の差かなー?)

自転車通勤しながらも「日本はまだまだだなー。」と思うのです。
まだまだのうちは、成長余力があるのだと考えられるのだが.....。
2sh.jpg
<自転車ジャーナリスト:仲沢さん
(自転車博士で人格者でした。)>

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田邊取締役のブラジル訪問記

センティリオンのグローバルな営業戦士である田邊が新婚旅行を兼ね成長著しい
ブラジルを訪問した。

センティリオンとして、海外進出はひとつの目標である。
なぜ海外に行くかと問われれば、「海外は楽しそうだから。」
とセンティリオンのメンバーは答える。と思う。

ブラジルでは数社に訪問してくれたが、そのうちのひとつ、以前から気になっていたセムコ社を紹介したい。

   semcoEnt.jpg    


セムコ社の理念は利益を追求するのではなく、社員の幸せを追求する
会社であり、社員を信頼し、社員も会社を信頼する。
社員を信頼しているので、セムコ社は基本的には管理はしない。

ブラジル企業は欧米的なビジネススタイルである。従って利益を追求しないというのは異色である。
皮肉なことに利益を追求しないことが、利益を生むことになっている。
即ち、お互いに信頼しあうという人間社会の原理原則を貫くと
利益を生むことができるということを証明している企業なのです。

センティリオンは、管理をしない大人の集団を目指している。その先陣を行く
セムコ社にどうしても訪問してきてほしかったのです。
センティリオンが真の大人の集団を実現できる企業ならば、必ず会えると
信じていました。
現実に訪問することができ、我々にはそれを実現する力あるのだと
うれしくなった次第です。

実際は田邊とセムコ社のお陰なんですけどね。

ブラジルで電話をして、たまたま英語を話せる人に回してもらったのが
Beliero氏 (Foreign Trade担当)で、彼曰く、外部の人には親切に案内することに
なってるから気にするなと丁寧に対応してくれたようです。
他に人事担当の方も同行してくれ、人事制度などのレクチャーもして
いただい様です。

ここからは、田邊の報告の転載です。
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■面談の内容
① 訪問すると、まず社内を見学させてもらった。
  ・ 一部の事務職、技術職を除いて基本的には、机はフリーアクセス。
    みなノートPCと可動式キャビネットを持って空いている机で仕事をする。
    だが、そもそもフレックスタイムかつ在宅勤務もOKなので必ずしも
    社員がいつもオフィスにいるわけではなし。

      Seoffice.jpg  
     
      SEmeet.jpg

  ・ ハンモックのある休憩コーナー
    (昼過ぎには昼寝をする人で大人気とのこと)、
    バーベキューコーナー等があり、社員がリラックスできる
    環境づくりをしている。
    (ほぼ毎週金曜日はバーベキューをしているそうです。)

       Sebed.jpg

  ・ 社員食堂があり、会社が8割負担とのこと。

       Serest.jpg

  ・ 上記はGoogle等でも見られる試みであるが、同社はGoogleなどよりも
    早く2000年ぐらいから実施してるとのこと。

② 社内見学の後、質疑応答。
  ・ 社員一人一人が自分の仕事に最後まで責任を持って業務を
    遂行するという強い意識を持っている。
    自分の責任範囲の仕事であれば、深夜まででも仕事を続ける。

  ・ 自分自身にプライドを持っている。セムコの社員であるということについても
    強いプライドを持っている。

  ・ 社員同士は、あたかもファミリーの様な連帯意識を持っている。
    自分だけ良ければそれでよい、といった風潮がない。
    問題があれば、それをみんなで解決しようという意識をもっている。

  ・ 自由には大きな責任が伴うということをよく理解している。

  ・ マネジメントは社員を信じることができなければならない。

  ・ 複数の部署の人間が採用活動にかかわり厳密な選考を行う。
    これによりセムコイズムを実践できる人を採用する。

  ・ 特段クビになる場合のルールはない。
    問題がある人間がでてきた場合には、とにかく話をして解決を図る。

  ・ リカルドの進めてきた改革は、基本的に関係する社員全員が
    議論に参加して決めてきた。全員で共有、議論することが重要。

  ・ 本に書いてある通り、会社としての中長期のビジョンというようなものは
    設定されておらず(但し、その年の売上目標等はあるとのこと)、
    常に会社にとって良いことをしようという風にみな考えるようにしている。

  ・ 給与は、基本的に「基本給+会社の業績連動賞与+MBO」という構成。
    従業員が自分で給与を設定するというのは、実際にはMBOの部分を
    会社と協議の上で決めることを指している。

  ・ 入社をした社員には、サバイバルガイドを配っている。
    (これの現物を頂きました。)
    内容は、以下のURLにあります。Firefoxの翻訳機能で和訳してみると
    何となく意味がわかりますので、ご参照ください。
    http://www.semco.com.br/pt/content.asp?content=3&contentID=567

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センティリオンのメンバーは色々な国の色々な人に会うことによって、様々な刺激を受ける。
その刺激が新たな発想を生むことを信じ、これからも色々な国の人たちに会うことを奨励したい。

今年はセンティリオン・アジア元年として、アジアを中心に展開していく。
これから、アジアという大きなステージで何が起こるかまったく分からないが、
大きな志をもって日本からアジアへそして世界に挑戦していく。わくわくする。

ただいま、新卒採用やってます。
新卒採用は普段出会うことの無い学生
(特にユニークな人がセンティリンには集まる)に出会えて非常に楽しいです。
世界に自分在りと宣言したい人、是非応募願います。
待ってます。